go よりもvisit !

「間違ってはいないけどしっくりこない英語表現」をテーマにお届けします。

プライベートレッスンでの Free Conversation(フリートーク)や、グループレッスンで近況をお尋ねすると、よく使われる英語表現の中に、「文法的に間違ってはいないけれど、ネイティブは使わない表現」があります。その中のいくつかをご紹介し、正しい表現を解説したいと思います。

「先週の日曜日、~へ行ってきました。」と言う場合、日本語では、「行く」ですが、英語では、go よりも visit のほうが自然です。では、go と visit の違いは何でしょうか?

まず、使い方の違いです。

I go to Kyoto.

I visit Kyoto.

go は自動詞なのでto という前置詞が必要ですが、

visitは他動詞なので必要ありません

次に微妙な意味の違いです。

go は「行く」というプロセスを強調する。英英辞典によると、「どこかに行くために移動すること」。

visitは、英英辞典によると、「誰かと会うため、または何かを見るために、誰かまたは何かを訪れること」。つまり、「訪れる」だけでなく目的・楽しみなどのプラスアルファを含むと考えることができます。

I went to Kyoto last Sunday.(私は先週の日曜日京都へ行きました。)京都まで移動した、行ったという事実を強調しています。

I visited Kyoto last Sunday.(私は先週の日曜日京都を訪れました。)京都を訪れてとても楽しんだ、という意味まで含んでいます

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