総合病院に何をしに行くの?
「間違ってはいないけどしっくりこない英語表現」をテーマにお届けします。
私の教室で、プライベートレッスンでの Free Conversation(フリートーク)や、グループレッスンで近況をお尋ねすると、生徒さんがよく使う英語表現の中に、
「文法的に間違ってはいないけれど、ネイティブは使わない表現(涙)」
があります。その中のいくつかをご紹介し、正しい表現を解説したいと思います。
(×)I went to a hospital.(病院へ行った。)
日常的に使うこの表現、「病院へ行く」を直訳すると、少し異なる意味に聞こえます。
一般に、Hospitalは大きな総合病院のことです。I went to a hospital. だけでは、大きな総合病院へ行った、という意味だけで、診察を受けた、という意味を含みません。また、英語では、「~へ行く」を必ずしも go to ~を使うわけではない、ということも覚えておいてください。
(○)I saw a doctor.
(お医者さんに診てもらった。)
ここでの、See は、「会う」「見る」よりも、患者が医者に「診てもらう」という意味で使っています。
また、ホテルやレストラン、飛行機の予は、reservation を使いますが、医者や歯医者の予約は、appointment を使います。
部屋、テーブル、席などの空間をおさえるのが、reservation、医者、歯医者、取引先の担当者など、人をおさえるのが、appointment だと覚えておいてください。
I have an appointment with Dr. Brown tomorrow afternoon.
(明日の午後ブラウン医師に、診察の予約をしています。)