Christmas List クリスマスリストが短くなるって⁈
映画「モーリタニアン黒塗りの記録」より。
これは、9.11アメリカ同時多発テロの首謀者の1人として、15年間収容所で拘束され、後に釈放された、モーリタニア出身の青年の手記に基づいて作られた映画です。
ジョディ・フォスター扮する弁護士、ナンシーと、死刑判決を急ぐように、政府から圧力をかけられたスチュアート中佐の2人は、異なる立場から別々に調査をしますが、たどり着いたのは、あまりにも残酷な拷問や強制自白という事実でした。
正義感の強い中佐は、その内容を告発し、裏切り者と言われ職位を退くことに。ナンシーと中佐は再会します。
ナンシー: 感謝します。正しい行動よ。
中佐: おかげで友人がだいぶ少なくなったよ。
この、友人がだいぶ少なくなったよ
英語では、面白い表現を使っています。
My Christmas list just got
a little shorter.
直訳すると、「僕のクリスマスのリストは前より少し短くなった。」
一般的に、英語の Christmas list は、3つ考えられます。
①クリスマスに貰いたい物のリスト。これは子供の場合です。
②クリスマスに、誰に何を贈るかのリスト。
③クリスマスカードの送り先リスト。
恐らく彼は、③のクリスマスカードの送り先リストが短くなった。つまり、告発したことで、仕事関係の友人を何人か失った、と言いたかったのでしょう。日本で言えば、年賀状のアドレス帳ですね
これには続きがあります。ナンシーはこう返します。
ナンシー: 私ほどじゃない。
Can’t be any shorter than mine.
「私のクリスマスリストより短いはずはない。」
大丈夫、安心して!私よりは友達多いから。というフォローでしょうか?ほっこりします