同じ状況を表していても、英語と日本語ではこんなに異なるのか、、と思うことの方が多いのですが、今日ご紹介するのは、それとは全く反対の状況です。
つまり、状況も、表現も、比喩もまったく同じなのです!
皆様もご存じの四文字熟語、「一石二鳥」です。一つの石で二羽の鳥を打ち落とす、一つのことをして二つの利益を得る、例えの表現ですね。この表現の起源、つまり考え方は中国の故事にあるらしいのですが、一つの石で、二羽の鳥を、、、という具体的な表現は、どうも西洋の表現らしいのです。イギリスには、この「一石二鳥」と同じ表現のことわざがあり、この四文字熟語はイギリスのことわざからいただいたようで、比較的新しいもののようです。
念のため繰り返しますと、考え方としては、中国の故事にもあった、ということです。さて、このイギリスのことわざはどこから来たのでしょうか?これは、やはり狩猟を好んだ、古代ローマの人々の知恵から生まれた考え方のようです。
全ての道はローマに通ず!
All roads lead to Rome!
ということでなんですね
ところで、「一石二鳥」の英語表現は、
Kill two birds with one stone
です。
以上は、諸説あるうちの一つです。皆様もその起源 origin をたどってみてはいかがですか?