「発酵バター」を英語では? cultured butter
ドラマではありませんが、「ザ・シェフ・ショー~
英語の学習は、 会話や英語テストだけがターゲットではありません。以前に、 英語のレシピを勉強したいという生徒さんがいらっしゃいました。 授業を進めていくと、会話とは全く異なる表現がたくさんあり、 目からうろこが落ちる状態でした。「コトコト煮る」とか「 ゆで汁を捨てる」などなど。「混ぜる」という表現にしても、 mixなのか、blendなのか、stirなのか、 beatなのか、、、。
ここでは、材料の一つ、「発酵バター」を取り上げます。 直訳しますと、Fermented butterになりますが、この料理ショーのなかでは、
Cultured butter
と言っています。cultureは、名詞では「文化」ですが、 動詞では、「栽培する、培養する」という意味があります。では、 どうして日本語で使っている、「発酵」 という言葉をつかわないのか?こういうことのようです。
「発酵バター」を英語で表す場合、 バクテリアを加えて発酵させたバターのことを指します。“ Fermented butter” という表現も理解はされますが、 発酵のプロセスが強調されすぎるため、通常の文脈では “cultured butter” の方が適切だということです。
レシピ英語、これはなかなか奥が深く、 長い間英語を学習している方でも、「あら、そうなの?」 なんていう発見があるかもしれません
