Biting cold「刺すような寒さ」ではなく「かむような寒さ」⁉︎
ネイティブがよくつかう、会話を彩り豊かにする表現をご紹介します。
今日は「寒さ」についての比喩表現です。
日本語には寒さについての比喩表現がいくつもあります。それは、日本人が寒さをどのように捉えているか、または日本の寒さがどの程度のものなのか、日本人の寒さとの付き合い方、などがわかる貴重な材料です。
「刺すような寒さ」と聞くと、乾いた冬の空気の中で肌を突き刺すような冷気を連想します。極寒とまではいかないけれど、厳しい寒さをうまく表現する比喩ですね。
さて、英語ではなんと言えば良いのでしょう。ネイティヴ先生が会話の中で、何気なく使った表現がとても気になりました。
biting cold
噛むような寒さ
刺すのではなくて、噛むんだそうです!
刺されるのも痛そうですが、噛まれる方がもっと痛いかもしれませんね!
Oxford Learner’s Dictionaries によると、biting の定義は、
(of a wind) very cold and unpleasant
(風がとても冷たくて不快な)
だそうです。
痛みを伴うほどの寒さを表現するときに使います。
It’s biting cold today.
明日は、この biting を使った別の表現をご紹介します。