過去の未解決殺人事件を再捜査し、真犯人をみつけ、解決に導くドラマ「Cold Case」。このドラマは、なぜか、ほかのドラマより多くの興味ある英語表現が拾えます。なぜなのか?正しい答えかどうかはわかりませんが、ただ言えることは、このドラマの構成にあるのでは?
毎回、被害者の人間関係から犯人の可能性のある人物に話を聞きます。参考人の言葉の後、さらにその状況を説明する具体的なシーンが流れます。
今回ご紹介するエピソードは、競馬のベテラン騎手が殺害され、馬の墓地に埋められていたコールドケース(未解決事件)です。被害者と息子の間には、息子の借金を巡って確執があったと突き止めた刑事は、息子に会いに行きます。
息子: 確かに父に借金のことで迷惑はかけたが、借りは返した。
刑事: どうやって?
息子: 新しい馬の調教師になって、調教師としての力を証明したよ。
ここで、それを証明する回想シーンが流れます。
息子: 今度こそ頑張るよ。本気でやる。
父: 良い調教師になるには才能が必要だ。
息子: 馬との絆だね。
父: そうだ。お前にはその才能がある。
このように、参考人の言葉による証言があってから、実際のシーンが流れるため、状況把握ができ、字幕が邪魔をせずに英語の音声が耳に入りやすくなります。この構成が、英語表現を拾いやすくしているのでは?と考えます。
ところで、今日の表現は、「本気でやる」です。
短いですが、効果的なフレーズです。
For real.
このように使います。
I’ll try this time. For real.
今度はやるよ!本気だよ。